「ポイ活って何?」という方向けにポイ活についてざっくりと紹介します。
目次
「カードばっかり貯まって財布が膨らんでしまうから、ポイントなんてどうでもいい」
「ポイントなんて、微々たるもんでしょ?」
と「ポイ活」を侮っていると、ものすご〜く損してしまいますよ。
ポイ活をしている人は、年間で数万円〜50万円ほど得しているんです。
中にはポイ活で貯めたポイントを利用して、家族そろって毎年海外旅行を楽しんでいるという人も!
日々の暮らしを豊かにするポイ活の全容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- ポイ活の全体像を5分程度で理解できます。
- ポイ活の種類がわかります。
ポイ活とは、「日々の生活の中でポイントを貯めてトクしちゃおう!」という活動です
あなたも一枚くらいはポイントカードを持っていませんか?
使っていないけれど、物入れの引き出しの中に眠っているということもあるのでは?
「商品を買うと300円ごとに1ポイントもらえる」
「200円ごとに1スタンプ押してくれて、30個貯まると500円割引になる」
これらが代表的なポイントです。
個人商店などでは、昔は「スタンプカード」と言っていました。
紙のスタンプカードに、利用金額ごとにスタンプを押してもらうタイプです。
今でもあります。お店によっては「メンバーズカード」という名称を使っています。
ちななみサンジェルマンというパン屋さんでは、ポイントカードという名称ですが、紙のカードにスタンプを押すタイプものを使用しています。
賢く「ポイ活」をすると・・・
ヤマダ電機で20万円の冷蔵庫を購入
ヤマダポイント10%で、20,000円分のポイントがもらえます。
20,000万円分のポイントがあれば、トースター、ドライヤー、プリンターなどが買えますね。
さらに、ポイントが付与されるクレジットカードで購入すると、クレジットカードのポイントもつき、ポイントの2重取りができるんです!
これは、ほんの一例です。
ポイ活の基礎を理解して、賢いポイ活を始めましょう!
ポイ活の種類とポイントの貯め方
まずは、ポイントの種類を説明します。
お店独自のポイント
先ほどもご紹介したお店独自のポイントです。
紙のカードにスタンプを押すタイプから、プラチック製のポイントカード、磁気カード、アプリまでさまざまです。
例
「オオゼキ」スーパーマーケット
「ドトールコーヒー」カフェ
ユニクロ
ネット通販 Amazon
無料で配付しているお店と初回のみ発行料がかかるお店があります。
貯まったポイントは、お買い物時にお金の代わりとして使えます。
共通ポイント
コンビニやネットショップ、飲食店など、加盟店で共通して利用できるのが「共通ポイント」です。
楽天ポイント |
Tポイント |
dポイント |
Pontaポイント |
WAONポイント |
nanacoポイント |
上記6つは、6大共通ポイントと言われています。
これらの共通ポイントは、ネットショップ、コンビニ、スーパー、デパート、飲食店など、多数の系列店・加盟店で使うことが出来ます。
10枚くらいのポイントカードを1枚にまとめたようなイメージです。
クレジットカードのポイント
クレジットカード会社独自のポイントです。
クレジットカードは、キャッシュレス化が進む中、利用者が増加しています。
スーパーやコンビニなど、日常のお買い物でクレジットカードを使用する人は増えています。
電気・ガス・水道などの高熱費、電話代、インターネット接続(Wi-Fiなど)もクレジットカード払いが可能です。
クレカでのポイ活は、「意識しなくても、普段の消費活動でポイ活になる」ので、初心者向きです。
クレジットカードの種類
クレジットカードは、多数の種類があります。発行会社やVISA、JCB、Master、Amexといったブランドを含め、1,000種類くらいあるとも言われています。
大別すると以下の4種類に分類されます。
流通系
イオンカード、エポスカード、セゾンカード、セブンカードなど、デパートやスーパーといった流通系企業が発行しているクレジットカードです。
銀行系
三井住友カード、MUFGカード、みずほマイレージクラブカード、JP BANKカードなど、銀行系が発行しているクレジットカードです。
JP BANKカードは、ゆうちょ銀行が発行しています。
信販系
ジャックス、オリコ、ニコスド、JCBカードなど。
近年は、流通系と信販系は、区別がつきにくくなっています。
なぜなら、大手企業では、グループ会社の信販会社がクレジットカードを発行しているというパターンが増えているからです。
交通系(鉄道・航空)
To Me CARD(東京メトロ)、OPクレジット(小田急)、VIEWカード(JR)など、鉄道会社が発行しているクレジットカードと、JAL、ANAが発行している航空系のクレジットなどがあります。
クレジットカードの一例
楽天カード 楽天ポイント
楽天市場や楽天トラベルをはじめ、さまざまなサービスに利用できます。
dカード dポイント
利用範囲がどんどん広がっており、dポイントが貯まりやすくなっています。
ファミマ、ローソン、高島屋、ライフ、東急ハンズ、マクドナルド、ミスタードーナツ、サンマルク、ドトールetc.
dカードゴールドは超お得です。
ドコモユーザーなら、dカードゴールドを持っているだけでトクします。家族で2人以上がドコモユーザーなら年会費は十分にペイできます。
逆に言うと持っていないと損します。
ポイントサイト
ポイントサイトでポイントを貯める方法も人気上昇中です。
ポイントサイトは、「お小遣い稼ぎサイト」「広告サイト」などとも呼ばれています。
ポイントサイトに入会して、ポイントサイト内にある広告経由でネットショッピングしたり、アンケートへの回答などをするとポイントを貯められます。
ポイントを2重取り、3重取りできるので、積極的にポイ活をする場合は必須です。
ポイントサイトに関する詳細は、別の機会で紹介します。
マイル(マイレージ)
JAL、ANAなどの航空会社独自のポイントの一種です。
クレジットカードやポイントサイトの利用、他のポイントから交換などで貯められます。
航空券や系列のホテル、ショッピングサイトなどで使えます。
海外旅行を楽しんだり、ビジネスクラス、ファーストクラスへのアップグレードに利用する人もいます。
善徳ポイント
金銭的なポイントを貯めるのではなく「日々良いことをしましょう」という提案です。
良いことをすると「善徳ポイント」が貯まり、いつか自分に返ってくるという考え方です。
良いことというのは、「宝くじが当たって大金が手に入る」という類いのことではありません。
「日々の暮らしの中でちょっと嬉しいと思えることがある」「毎日をハッピーに過ごせる」「不運を避けられる」といった目には見えない、ちょっとした幸せです。
「親切にする」「やさしくする」ことだけででなく、「無愛想な態度をとらない」「笑顔を向ける」といった些細なことでもOKです。
物質的な見返りに直結するものではありませんが、「自分自身の気持ちが明るく前向きになれる」というメリットがあります。
ポイントの貯め方
ポイントを貯めるために最も大切なのは、「現金を使わない」ことです。
ポイントの種類によっては、現金でも貯めることは可能ですが、現金よりもクレジットカード、電子マネー、スマホ決済のを使うことによって何倍もポイントが貯まります。
クレジットカード、電子マネー、スマホ決済などを利用することでより多くのポイントを貯めることが可能になります。
電気・水道・ガス、電話代、インターネット代、食費、日用品、レジャー、交通費など、日常的な支出のほとんどは、クレカや電子マネーで支払えます。
生命保険や家賃もクレジットカード払いできる場合もあります。
例1
光熱費を銀行口座の自動引き落としで支払っている。 0ポイント
光熱費をクレジットカードで支払ってる。 年間 2,640ポイント
内訳 | 金額 |
電気 | 1,200円 |
ガス | 5,000円 |
水道 | 5,000円 |
月間 | 22,000円 |
年間 | 264,000円 |
月間ポイント | 220ポイント |
年間ポイント合計 | 2,640ポイント |
支払い方法をクレジットカード払いに変更するだけで、何の意識をすることなくポイントが自動的に貯まるのでらくちんだね。
消費するお金をすべてポイントにするとどうなる?
総務省「家計調査年報」※によると、二人以上の世帯の家計消費は、1ヶ月平均293,379円となっています。年間にすると約350万円です。
この金額は全国平均であり、年代や地域によっても差があるので、1世帯当たりの年間消費は200万円〜350万円くらいだと捉えてよいと思います。
※総務省「家計調査年報」/2019年 調べ
年間消費金額が300万万円として計算すると・・・
ポイント還元率 | ポイントをお金に換算した場合の1年間の合計金額 |
1% | 30,000円 |
3 % | 90,000円 |
5% | 150,000円 |
さらにポイントの2重取り、3重取りといった技を効果的に使うと、もっとたくさんのポイントを貯めることができます。
ポイントサイトを経由してクレジットカードでAmazonでお買い物。
ポイントの3重取り。
ポイントサイトのポイント+クレジットカードのポイント+Amazonポイント。
この他にもさまざまな貯め方があります。
あなたにオススメのポイ活は?
ポイ活の王道は、クレジットカード、共通ポイント、電子マネー、ポイントサイトを活用することです。
この中で、自分の消費スタイルに合わせて、メインでポイントを貯める方法を1つだけ決めましょう。
あれもこれもと欲張ると、ポイントが分散してしまって非効率です。
メインで貯める方法を1つ、サブを1つか2つという方法がオススメ。
初心者は、メインを1つ決めて始めましょう。
メイン1つでも貯め方にはさまざな方法があります。
効果的なポイントの貯め方を覚えてから、サブの方法を始めるほうが無理なくポイ活ができます。
具体的なポイントの貯め方
ポイ活をスタートする前には、自分の普段のお金を使い方を把握することが肝心です。
ココをチェック
- 日常的に買い物をしているお店は?
- 利用頻度が高いネットショップは?
- 利用している携帯電話会社は?
- よく使っている電子マネーや決済方法は?
これらを確認して、自分が最も貯めやすそうなポイントを決めましょう。
例
イオン、マルエツ、ミニストップ、まいばすけっとを頻繁に利用している場合は、WAON Point
スマホやインターネット接続がドコモで、ローソン・ファミマを利用している人は、dポイント
日常的に消費している金額が高いお店や企業のポイントをメインに貯めるのが、ポイ活の基本です。
飛行機に乗って旅行することが多い人や、仕事で飛行機を利用する頻度が高い人は、マイルを貯めるのもおすすめです。
メインで貯めたいポイントを効率的に貯めるためのクレジットカードを持っていない人は、新しくクレジットカードをつくりましょう。
クレジットカードをつくる際は、ポイントサイト経由で発行するのがオトクです。
ポイントを3重取りする方法
ポイントサイトのポイント+クレジットカード会社のポイント+キャンペーンポイント※
※キャンペーン期間中のみ。(頻繁にやっています。まれにやっていないこともありますが、キャンペーンはすぐに再開されると思います)
ポイントの使い方
貯まったポイントの使い方は、さまざまです。
お店でお金の代わりとして使う
たくさん貯めておいて、高いお買い物をするときに一気に使う。
給料日前などに使う。
貯まったポイント相応の金額の割引券として使う
商店街などのお店などは、このパターンが多いですね。
他のポイントに交換する・合算する・ポイントを換金する
今の世の中は、どこもかしこも「ポイント」だらけです。ポイントがつかないお店がないくらいです。
政府も「マイナポイント」というポイントをマイナンバーカード普及のために導入しました。
ポイントの種類は増え続けており、「いったいどのポイントを貯めたらオトクなの?」と迷っている人もいると思います。
しかし、ここ数年、ポイント制度を導入している企業は、別のポイントに交換できるようにしています。
dポイント→Ponta
Ponta→dポイント
ANAマイル→Tポイント
DCハッピーポイント→WAON
東京ガス パッチョポイント→WAON
暮らしTEPCOポイント→WAON
セゾン永久不滅ポイント→Amazonギフト券、dポイント、Ponta他多数
また、種類の異なるポイントを合算したり、現金化できるサービスもあります。
ドットマネー、Gポイント、Pex(ペックス)などです。
ポイ活の注意点
ポイントの有効期限に注意
ポイントを優先しすぎない
注意点は、この2点です。
有効期限が決まっているものや、一定期間使用しないとポイントが消滅してしまうものもあるので注意が必要です。
また、「ポイントを増やしたいから、お買い物をしよう」という発想は×。
ポイ活にハマリすぎると、ポイントを貯める・増やすことに意識が向いてしまい、お金の使い方が疎かになってしまうケースもあります。
普段通りの消費活動で、無理なく、でも賢く貯めましょう。
ポイ活の基本に関するまとめ
自分がよく使っているお店で貯まるポイントを確認し、メインで貯めるポイントを決める。
(貯めたポイントの使い道を考えて、ポイントを貯めるという方法もアリ)
光熱費やスマホ、インターネットなど通信費、新聞、動画配信サービス、固定費はクレジット払いにする。