貯金の方法を5ステップで紹介
目次
「老後は2000万円必要」。
そんな話を耳にして、貯金しなくちゃ…と思った方もいるでは?
でも、毎日の生活で精一杯でなかなか貯金ができない、貯金したいけど何から始めたら良いのかわからない…
そんな方へ、貯金が成功できるよう、段階的に5つの方法をご紹介します!
この記事を書いたのは・・・
あゆ 30代女性 パート主婦
ドラッグストア、化粧品メーカーに販売員として勤務経験あり。趣味は散歩。20㎞近く歩くこともあります。
美容や健康関連のことが好きで、日々勉強しています。
STEP1 まずは収支を把握する
今までなんとなくお金と向き合うことを避けていた…そんな方もいらっしゃると思いますが、お金と向き合うことが貯金成功への第一歩です。
まずは、1ヶ月分の生活費の収支をざっくり把握してみましょう。
収入はいくらで、支出は何にどれぐらいのお金を使っているのか、毎月の収支は黒字なのか、赤字なのかなどを把握します。
収支を把握するといえば、家計簿です。
家計簿をつけられる方はチャレンジしてみましょう。
家計簿をつける時間がなかったり、面倒だなと感じる方は、レシートをファイルに項目別に入れる(レシートがない場合は手書きのメモに書いてファイルに入れる)、家計簿アプリを使うなどで収支を把握してみましょう。
家計簿アプリは、銀行口座やクレジットカードとのデータ連携を行うことができ、残高情報やクレジットカード利用状況も把握できます。
また、レシートを撮影するだけで、日付や金額などを自動で読み取ってくれるので、とても簡単に収支がわかります。
大事なポイントは、使途不明金を把握すること。
収入範囲でやりくりできていても、使途不明金があればそれを貯金に回せる可能性もあります。
収支を把握した結果、赤字だった人も使途不明金をなくすことから始めてみましょう。
何にいくら使っているのかを把握することで、お金の使い道を意識できます。
まずは1ヶ月続けてみましょう!
STEP2 大きな固定費を見直してみる
収支を把握すると、自分が黒字なのか赤字なのかがわかります。
赤字だった方がぜひやってみて欲しいのが固定費の見直し。
住居費を変更するのは難しい可能性があるので(引越し代などもかかる)
手っ取り早いのは以下の3つです。
1.スマホは格安SIMに乗り換える(もしくは同一キャリアでプランを変更する)
スマホは月々どれくらい使っていますか?
あまり使っていないのに、容量が多く値段も高いプランへ加入していませんか?
自分に合ったプランへの変更や、格安SIMに乗り換えることで、通信費を大幅に削減する事ができます。
2.加入している保険を見直す
生命保険や医療保険、自動車保険など、契約した時のままになっていませんか?
現在の貯蓄状況や運転状況などに合わせて見直すことで、保険料が下がることがあります。
ただし、必要な保障は削らないように注意しましょう。
3.光熱費を節約する
これもスマホの料金プランと一緒です。必要以上に高いプランに入っている可能性があります。
例えば、電気とガスは小売自由化が始まりました。同じ会社で契約をすると、セット料金で割引になることがあります。
また、シャワーは節水タイプのシャワーヘッドに変えると、水道代節約になるので検討してみてください。
固定費の見直しをしてみると、数千円から数万円程度節約できる可能性があります。
是非、この節約分を貯金に回しましょう。
収支を把握した結果、黒字で且つ貯金可能額を確保できた方はそのままでも良いですが、より貯金額を増やすためには固定費を見直してみるのも一つの手段です。
固定費の見直しは手っ取り早く、一度で済むのでぜひチェックしてみてください。
STEP3 生活費の6ヶ月分を貯金してみる
「なぜ6ヶ月分?」と思われたかもしれません。
近い将来の目標に向けて、または遠い将来に向けてお金を貯めていくことは非常に大事なのですが、私たちには今の生活もあります。
もし今、急に病気や怪我で収入がなくなったらどうでしょうか?
大きな出費とともに、生活費も払わなくてはなりません。
会社員・公務員であれば健康保険から傷病手当金として、給料の約5分の2が支給されます。
しかし、パート・アルバイトや自営業などの方々にはそのような手当はありません。
もしくは、スキルアップのために転職したいとお考えであれば、無収入になる時期がくるかもしれません。
(転職のために退職した場合、失業保険の支払いまで約4ヶ月かかる)
自分自身で使い道を決められる貯金があった方が、あらゆる状況になっても強い味方でいてくれます。
そのために、まずは生活費の6ヶ月分の貯金から始めてみましょう。
貯金を開始する前に、生活費の6ヶ月分を「いつまでに貯めるか」を決めます。
生活費6ヶ月分合計額÷貯金可能額=何ヶ月で貯められるかを求めることができます。
例えば、毎月の生活費が20万円だとすると、6ヶ月分で120万円必要です。
現時点での貯蓄可能額が月10万円の場合、
120万÷10万=12ケ月で貯められることがわかります。
上記のように計算し、期間の目標を定めて、生活費6ヶ月分貯金することを頑張ってみましょう。
STEP4 先取り貯金の仕組みを作る
目標金額と貯金期間を考えたら次は、先取り貯金の設定をしましょう。
先取り貯金とは、あらかじめ自分で決めた金額を、先に収入から引いて、貯金する方法のことです。
貯金が成功しない原因の一つに、「生活費が余ったから貯金する」という理由があります。
余ったから貯金するのではなく、初めからないものとして、残ったお金で生活していく仕組みを作る。
そうすることでお金も貯まりやすくなり、挫折しにくくなります。
先取り貯金の方法はさまざまです。
1.銀行で行う自動積み立て定期貯金
毎月給与振込口座などから貯金用の口座へ、自分で設定した金額が自動的に移動し、積み立てするシステムのこと。
自分で毎月給料日にお金をおろして、別の銀行に移動する手間もかかりません。
設定は非常に簡単。銀行窓口で「積み立て貯金をしたい」と申し込みをすれば始められます。
生活費6ヶ月分のお金は、普通預金口座か、この積み立て方法で貯金した口座にあると良いでしょう。
すぐ必要になる可能性があるからです。
2.社内預金
銀行に預けるのではなく、会社にお金を預ける制度のこと
。利息が銀行より高い場合もあり、毎月給与天引きなので継続しやすいのもメリットです。(お勤めの会社によってはこの制度がない場合もあります)
3.財形貯蓄
毎月給与天引きで、銀行に貯金を積み立てる制度のこと。貯蓄の目的が限定されない「一般財形貯蓄」、老後資金を貯めるための「財形年金貯蓄」、住宅資金を積み立てるための「財形住宅貯蓄」の3種類ありますが、1年間は払い戻しができません。(お勤めの会社によってはこの制度がない場合もあります)
これらは自動的にお金が移動するので、一度設定しただけでコツコツ貯めることができます。ぜひ挑戦してみましょう。
STEP5 目的別に貯金してみる
生活費の6ヶ月分を貯められた方、あるいは既に貯まっている方は、今度は貯金する目的を分けて、期間と金額を決めましょう。
例えば、
「老後資金用…老後資金を60歳までに毎月3万円貯めていく」
「旅行用…来年末に海外旅行へ行くために、30万円貯める。1年後まで毎月3万円ずつ貯める」
「マイホーム購入用…5年後家を買うために、頭金300万貯めたいので、5年後まで毎月5万円ずつ貯める」
など。
目的別に貯金することで、貯めるモチベーションを保つことができます。
また、少しずつ目標へ近づいていってる楽しみも味わうことができます。
この目的別貯金は、すぐに使うものではないので、STEP4で紹介した社内預金や財形貯蓄、もしくはネット銀行へ置いておくことをおすすめします。
なぜネット銀行をおすすめするのか?
その理由は、金利が良いからです。
定期預金の金利で見てみると大手都市銀行の金利はおよそおよそ0.001%~0.002%(税引前)。
一方ネット銀行は高いところで0.2%(税引前)と、およそ100倍〜200倍も違のです。
例えば100万円を大手都市銀行(金利0.001%とする)の定期預金に1年間入れると、利息は10円。
一方、同じ100万円をネット銀行(金利0.2%とする)の定期預金に1年間入れると、利息は2000円です。
ネット銀行は、店舗を持たない分、人件費が浮くため、金利を高く設定しているところが多いのです。
店舗を持たないので、対面サービスや電話サポートといった細かいサービスは受けられませんが、日常的に出し入れするお金ではない場合、その必要性も低いです。
大手都市銀行の口座から、ネット銀行へ自動定額入金を行なっているサービスもあります。
ご自身が使っている給料振込口座からネット銀行への自動入金サービスがあるかどうか、ぜひ調べてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
コツコツと時間をかけてやっていく必要がありますが、貯金をしようと思った今からスタートすれば、少しでも多くのお金を貯金できます。
目的、目標金額、期間を自分で定めると、ゴールが明確になり、貯金しやすくなりますので、ぜひチャレンジしてみてください!